男性ホルモンを減らして女性の薄毛を防ぐには?

『男性ホルモンが多い女性は薄毛になりやすい。』

という話を、あなたは聞いたことありませんか?

そう、女性でも男性ホルモンを分泌しているのです。

女性の場合、男性に比べるとほんのわずかしか分泌しない男性ホルモンですが、ある事が原因で男性ホルモンが増えてしまい、薄毛になってしまう場合があります。しかし、なぜ男性ホルモンが増えてしまうのでしょうか?

ここでは、女性の男性ホルモンが増える原因とそれを予防する方法について詳しく説明します。

男性ホルモンを減らして女性の薄毛を防ぐには?

男性ホルモンが多いと薄毛になりやすいのか?

『男性ホルモンが多い女性は薄毛になりやすい』ということが言われますが、実はこれ半分正解で半分は誤りなのです。

まず、髪の毛の成長の仕組みについて説明します。

毛根

上図のように毛根部には毛母細胞という細胞分裂をして毛髪を生成する細胞があります。この毛母細胞は毛乳頭から血液で流れてきた栄養分を受け取って毛髪を成長させます。

また、毛根部には「5アαリダクターゼ」という酵素が存在しており、この酵素は男性ホルモンである「テストステロン」を「ジヒドロテストステロン(DHT)」という通常の男性ホルモンの5倍~10倍に匹敵するほどの男性ホルモンに変換します。

「ジヒドロテストステロン(DHT)」は、髪の成長に重要な毛乳頭から毛母細胞への働きかけを抑制するので髪が細くなったり、髪の毛が生えてこなくなったりするのです。

つまり、女性が薄毛になりやすい原因は、男性ホルモンの多さだけではなく「5アαリダクターゼ」の量も関係しているということです。

男性ホルモンが増える原因

男性ホルモンが増える原因

女性の体内に男性ホルモンが増える主な原因として2つのことがあげられます。

男性ホルモンが増える原因
  • 交感神経を刺激する生活習慣
  • 更年期による女性ホルモン低下

それぞれ詳しく説明していきますね。

1. 交感神経を刺激する生活習慣

自律神経のうち交感神経が刺激された状態が続くと男性ホルモンが多く分泌しやすくなります。

交感神経とは?

交感神経のことを詳しく知らいない人のためご説明しますと、交感神経とは活発な行動している時や、緊張・ストレスを感じている時に働く自律神経のことです。逆に寝ている時やリラックスしている時に働くのが副交感神経です。

交感神経を刺激するもの

交感神経を刺激してしまう原因としては、主に不規則な生活であることが多いです。とにもかくにも、規則正しい生活が健康に一番ということです。

不規則な生活の中で交感神経を刺激しやすいものを次にあげていますので、心当たりがないかチェックしてみて下さい。

ストレス

ストレスは交感神経を優位にさせる大きな原因のひとつです。ストレスはいわば体が興奮している状況なので男性ホルモンが分泌しやすい状態です。

また、男性ホルモンが活発になると皮脂の分泌も活発になり、毛穴に詰まりやすい皮脂は髪の成長の邪魔してしまいます。

激しい運動

筋力トレーニングやフルマラソンなどの長時間の有酸素運動では、筋肉が刺激され大量の男性ホルモンが分泌します。

逆に軽い有酸素運動やストレッチは、ストレス解消効果がるので男性ホルモンを軽減します。

夜更かし

人間は昼間は交感神経が、夜間に副交感神経がそれぞれ活発になります。夜なのに起きたままだと交感神経が働き続けているということになるので、男性ホルモンも分泌しやすくなります。

また、睡眠不足は成長ホルモンの分泌が低下してしまうので髪が成長しずらくなります。

2. 更年期による女性ホルモン低下

女性は40代半以降の更年期になると、徐々に女性ホルモンが低下していきます。

女性ホルモンが低下すると男性ホルモンの方が優位になり、声が低くなったり、ひげが濃くなったりということがありまが、その中に薄毛になる症状もあるのです。

また、女性ホルモンは髪の毛を成長させて、抜けにくくする働きがありますが、加齢による女性ホルモンが低下でその働きが衰えてしまうのです。

なぜ、女性ホルモンが低下するのか?

実は、女性の卵巣ではアロマターゼという酵素で、男性ホルモンであるテストステロンを女性ホルモンに変換しています。しかし、加齢による細胞の衰えによりアロマターゼの量が減り、女性ホルモンの分泌も減ってしまいます。

そして、変換されない男性ホルモンが女性の体内で分泌され男性ホルモンが過剰になり薄毛になりやすくなるというわけです。

男性ホルモンを減らす方法

男性ホルモンを減らす方法

男性ホルモンを減らすには2つ方法が考えられます。

男性ホルモンを減らす2つの方法
  • 男性ホルモンの分泌を抑える
  • 女性ホルモンの分泌を促す

男性ホルモンの分泌を抑える

男性ホルモンが分泌が多くなっている場合は、単にそれを抑える工夫をすると良いでしょう。

交感神経を刺激しないこと

前述したとおり、交感神経の刺激は男性ホルモンを分泌させます。

夜型の生活やストレスを抱え込むような習慣をなるべく控えるようにしましょう。また、喫煙や過剰なアルコールの摂取も交感神経を刺激を与えます。

逆に、副交感神経を優位にすることで交感神経を静めることができるので、お風呂にゆっくりつかってリラックスしたり、質のいい十分な睡眠をとると良いでしょう。

女性ホルモンの分泌を促す

女性ホルモンが多くなると、男性ホルモンの分泌を抑制することができます。

女性ホルモンの活性には、まず栄養バランスのとれた食事をとることです。特に大豆製品に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンの「エストロゲン」に似た作用をするため積極的に摂りえれたい栄養素です。イソフラボンが含まれる大豆食品は、お豆腐、納豆、豆乳などがあります。

身体を温めることも、女性ホルモンを増やすのに効果的です。お風呂にゆっくり使って身体を温めることで、リラックスし血行がよくなります。

身体全体の血行がよくなると、女性ホルモンを作り出す卵巣へ酵素や栄養分がスムーズに行き届きやすくなり、女性ホルモンが分泌が活発化します。

今回のまとめ

まとめ

それでは、今回の内容をまとめると…

1.女性の薄毛には男性ホルモンが関係している

女性の薄毛も男性の薄毛と同様に、「ジヒドロテストステロン(DHT)」という通常の男性ホルモンよりも5~10倍の強い男性ホルモンが薄毛の原因。

2.生活習慣や加齢で男性ホルモンは増える

生活習慣の乱れによる交感神経の刺激と、更年期による女性ホルモンの低下が男性ホルモン増加の原因。

3.男性ホルモンを減らす習慣を

交感神経を静める規則正しい生活をすることと、女性ホルモンを活性化させるために栄養のバランスを考えた食事をとり、身体を温めて血行を良くすること。

女性の身体は、とてもデリケートな体です。女性の社会進出が顕著になり不規則な生活でなりがちですが、後で「どうしよう!?」という風にならないように、しっかりとケアや予防をやっていきましょう。